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霊芝研究データ

【動物実験データ】 - 活性ステロイドのガン細胞増殖抑制 -

活性ステロイドのガン細胞増殖抑制
ヒト癌細胞およびヒト肺癌細胞に対する直井霊芝GYR系(赤芝)由来の活性ステロイドによるアポトーシス誘導作用について検討しました。 アポトーシス「細胞の自殺」とは?
近年、癌研究の分野では、アポトーシス、すなわち細胞自滅に関する研究が盛んに行われている。アポトーシスは生物個体発生における組織、臓器の形成、生体の恒常性の維持と防衛に重要な働きをしているだけでなく、多くの病気の発生に深い関係があることが、解明されつつある。今回は抗癌作用が確認されている霊芝「直井霊芝GYR系(赤芝)」から抽出したステロイド画分を用いて、ヒト胃癌細胞および肺癌細胞におけるアポトーシス誘導作用について検討した。
■直井霊芝GYR系(赤芝)由来の活性ステロイドの胃癌細胞と肺癌細胞に対する癌細胞増殖抑制作用
活性ステロイドの胃癌細胞と肺癌細胞に対する癌細胞増殖抑制作用
直井霊芝GYR系(赤芝)から抽出した活性ステロイドをヒト胃癌細胞(KATOⅢ)およびヒト肺癌細胞(LU99)5×106 cell/mlを含む細胞浮遊液に、生理食塩液に溶解させた活性ステロイドを0(対照),25,50および100μg/mlをそれぞれ添加し、37℃のインキュベーター内で3日間培養して、細胞増殖抑制率を算出した結果を図2に示した。活性ステロイド25μg/mlの濃度では、ヒト癌細胞の死滅は認められなかった。
しかし50μg/mlでは、ヒト胃癌細胞で42%、ヒト肺癌細胞で58%の増殖抑制率が得られ、100μg/mlでは、胃癌細胞で71%、肺癌細胞で80%といずれも対照と比較して癌細胞数が著明に減少した。
ヒト癌細胞の形態学的変化
■直直井霊芝GYR系(赤芝)由来の活性ステロイドのヒト癌細胞に対するアポトーシス誘導作用
活性ステロイド(100μg/ml)のヒト胃癌細胞(KATOⅢ)とヒト肺癌細胞(LU99)に対するアポトーシス誘導作用を形態学的に検討した結果を図3に示した。
写真A(未処理のヒト胃癌細胞)、C(未処理のヒト肺癌細胞)、 B(活性ステロイド100μg/ml添加・ヒト胃癌細胞)、D(活性ステロイド100μg/ml添加・ヒト肺癌細胞)は培養開始から、約10時間後にDNAの断片化が起こり、3日後でほぼ完全に癌細胞が死滅するのが観察された。
矢印はアポトーシス小体を示している。


エチジウムブロマイドによるヒト癌細胞のDNAフラグメントの検出(模式図)
次にエチジウムブロマイド蛍光を発するDNAを検討したところ、活性ステロイド100μg/ml添加・ヒト胃癌細胞およびヒト肺癌細胞にDNAの断片化が発現し、特に肺癌細胞においてアポトーシス誘導作用がより強い傾向にあることが確認された。(図4)
M;DNA分子量マーカー
①;活性ステロイド(25μg/ml)添加・ヒト胃癌細胞
②;活性ステロイド(25μg/ml)添加・ヒト肺癌細胞
③;活性ステロイド(100μg/ml)添加・ヒト胃癌細胞
④;活性ステロイド(100μg/ml)添加・ヒト肺癌細胞

■直井霊芝GYR系(赤芝)由来の活性ステロイドの有用性
現在、癌細胞の増殖を抑えるために用いられている抗癌剤には、様々な副作用があり、苦痛を伴うだけでなく、白血球や血小板の減少等、生命の危険につながる副作用も少なくない。
このような現状の中で、直井霊芝GYR系(赤芝)に含まれる天然成分を癌の治療に応用することは、大変有用なことと考えられる。
三重大学 霊芝活性ステロイドによるアポトーシス


[三重大学社会連携研究センター 研究報告第18号 2010年12月発行]
※掲載されている論文中にある「五岳霊芝」はすべて「直井霊芝GYR系」のことです。



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