●アポトーシス「細胞の自殺」について
細胞の遺伝子には、ダメージを修復しきれずに癌化してしまった細胞に「自殺」の命令を出す特殊な機構が備わっています。
すなわち「エンドヌクレアーゼ」と呼ばれる酵素の働きによって、司令塔の役割をする遺伝子が活性化され「もう修復できない、自殺しなさい」という命令が癌細胞に送られる。その結果癌細胞のDNAの糸が細かく切断され、細胞自体も断片化されて小さくなる。そこに免疫細胞の一種であるマクロファージが急行し、癌細胞を貪食する。これが「細胞の自殺」アポトーシスである。
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